医療クリニックで脱毛する時は、医療レーザ―を使います。
このレーザーって、どういう仕組みかご存知ですか?
医療クリニックを選ぶ際にも、知っておくと良い知識なので、是非お読みください♪
レーザーってそもそも何?
レーザーとは、【Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation(LASER)】の頭文字を取ったもので、これを直訳すると誘導放出による光増幅放射を意味します。
なんだか難しいですよね。
簡単にいうと、人工的に作られた光なんですね。
レーザーは、脱毛以外にも、科学技術の開発現場や医療、産業、通信の様々な分野で使われています。
自然光とレーザー光の違いって何?
光というのは、私たちの周りを明るくしてくれるものですが、その光にはいろいろな性質があります。
特に、日常でよく使われる自然光と、科学技術で使われるレーザー光では、その性質に大きな違いがあります。
自然光とレーザー光の違いは、下記の4つになります。
下記の4つから、それぞれ自然光と人工エネルギーの違いをみていきましょう!
- 光の波長
- 方向性
- 周速度
- コヒーレンス
光の波長についての違い
引用:日本システムデザイン開発会社
自然光の波長の多様性
自然光とは、太陽から来る光のことです。この自然光には色々な波長の光が含まれています。
波長とは、光の色を決めるもので、赤から紫まで色々な色があります。
自然光ではこれらが混ざり合って、私たちが見ている明るい白い光になっています。
自然光には見ることができる光だけでなく、見ることができない紫外線や赤外線も含まれているんですよ。
レーザーの単一波長
一方、レーザー光は特定の波長の光だけを出すことができます。
これは、レーザー光が「単一波長」と呼ばれる理由です。
例えば、レーザーポインターでは赤い光を見ることが多いですが、それは赤い光のみを出しているからです。
レーザーのこの性質は、医療や科学研究など、特定の光を使いたい場合に非常に便利です。
光の方向性についての違い
引用:日本システムデザイン開発会社
自然光の拡散性
自然光は、どの方向にでも拡散していきます。
たとえば、太陽の光が窓から部屋の中に入ると、その光は部屋の中でいろいろな方向に拡散して、部屋全体を明るくしてくれます。この拡散性のおかげで、広い範囲が明るくなるんです。
しかし、レーザーと違い遠くまで届くことができません。
レーザーの方向性
レーザー光の特徴の一つに、その方向性があります。
レーザー光は、一方向に向かってまっすぐ強力なレーザー光が出力できます。
そのため、長い距離を進んでもほとんど光が広がらずに、狭い範囲を照らすことができます。
この性質は、レーザー光を使って遠くの物を狙ったり、とても細かい部分を照らしたりする場合に非常に役立ちます。
収束性の違いについて
引用:日本システムデザイン開発会社
自然光の密度
自然光はエネルギーの密度が低く、レンズ収差の影響を受け1点に集中できません。
レーザー光の密度
逆にレーザーは密度が高く、エネルギーを1点に集中することができます。
レーザー光は、金属を溶かしたり切断するほどの高エネルギーを集中させることができるんですね。
コヒーレンス
コヒーレンスとは可干渉性と言われており、光の位相(周期的に繰り返される光の波の、山と谷が揃っている状態)が揃っている光をコヒーレント光といいます。
自然光は、位相が揃っておらず無秩序ですが、レーザー光は位相が揃っており規則正しいです。
そのため一定に強度を保つことができます。
引用:日本システムデザイン開発会社
医療脱毛の基礎知識①医療レーザーって何?まとめ
医療レーザーとは、自然光と下記の4つの違いがあります。
- 光の波長
- 方向性
- 周速度
- コヒーレンス
医療脱毛のレーザーで重要になってくるのが、この4つのうちの1つ光の波長になります。
医療脱毛では、下記の三種類のレーザーが使用されています。
波長は、アレキサンドラライトレーザーが一番短く、ダイオレーザーが中間、ヤグレーザーの波長が一番長くなっています。
① ダイオレーザー 800~940nm
② アレキサンドラライトレーザー 755nm
③ ヤグレーザー 1064nm
波長が長いほど、皮膚への深達度は高くなります。
深達度が高くなると、根深い毛の脱毛に効果的になってくるんですね。
けれど、奥深くまでレーザーが届くため、痛みが強いというデメリットがあります。
波長によって、得意なことや、できないことが変わってきます。
なので、一概にこのレーザーが一番良いとは言えないです。
波長は、医療脱毛する上でとても重要なことなので、次回詳しく説明させて頂きますね♪
ここまでお読み頂きありがとうございました。